ひと言

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2014年5月29日木曜日

2:編曲

こんちは。


さて、今回からはやっと「2:編曲」。
(前回→「1:作曲、作詞、編曲の準備(2)」)

昔レコード会社で「アレンジするために曲書いてます」と言って笑われたことあるほどの編曲マニアですので、ちょいと力が入りますな。
でも、アレンジを短い文で解説するのは多分無理なので、あくまでもこの曲に関してのお話だけ。


■ 2:編曲(アレンジ)

これを大きな括りで簡潔に書くのは難しいけど、まずは「作曲時点で頭で鳴ってる音(=入れたい音)」を拾う作業からですかね。
でもこれは「1-3:編曲準備」で大まかには出来てるはずなので、これをもっと具体的な形にしていきます。


《序》
私の場合、楽器の役割は大きく分けて「バッキング」と「合いの手系(?)」に分けて考えてます。
前者は例えば鍵盤やギター類やシンセのリフやリズムだったり、あるいはパッドシンセだったり。
後者はオブリガードだったり、ブラスなんかのフレーズだったり、かな?

そして、その両方を兼ね備える(ピアノやギターでバッキングを弾きつつオブリガードを入れる、とか)ってことも、もちろん多々ありますので、ハッキリと分ける必要は全然ないです。


《バッキング》
俗に「リフもの」と呼ばれるバッキングのパターンから作られた曲なら、そのリフをしっかりと形にします。
リフものじゃなくても、これぞってバッキングパターンを作っておくと、形にし易いし、曲の印象も強くなるような気がする。

バッキングパターンじゃなく単にコードを鍵盤やギターでという場合でも、中心になるリズムパターンをベースやドラムのパターンからある程度決めておくと、早いんじゃないかしら。

今回は曲はピアノとアコースティック・ギターにしました。

★あとで生楽器に差し替えるパートは、似たような音のシンセで簡単に入れておくと、アレンジのイメージを掴みやすいし、後々楽器のダビングの時に「ゲッ、入れる隙間がない…」なんて事態を阻止出来ます。


《合いの手系》
この呼び方はどうかと思いますが、要はラインフレーズです。
これが一番アレンジャーとして腕を振るえる部分かもですが、まずはメロディ/コードをよく聞き、分析。
特にダイアトニックから外れてる(一時転調している)箇所などのキーやスケールをしっかり分析。更に分析。

それから「編曲準備」で手当り次第に入れたフレーズを分析に沿ってちゃんと書き直し、どの楽器に割り振るか整理します。

特に重視するのが「いかにメロディを生かすか?」ですかね。
時に寄り添い、時に離れ、メロディを際立たせるって感じ。
それから、目立つ「メロディの隙間」は大切にして、キメみたいなのを入れたり、寸前のメロディをなぞったフレーズで輪唱風にしてみたり、耳に残るフレーズを考えたり。。ここでセンスが問われる気も、少しします。

今回はホーン(ブラス)セクションを使ってそのパートを作ってみることにします。


《ホーン・セクション》
ホーンセクションの説明だけで原稿用紙100枚くらい書けそうなので、簡潔に。

今回は少人数ブラスセクションで、曲がこんなだからファンキーにならないようにしましょ。

パート編成はトランペットx2、トロンボーンx1の3管。割とよくある編成すな。

※木管(サックスとか)は絵の具で言うと「白色を混ぜたような質感」というか、ジャズ臭漂わせたい時に、金管(ブラス)だけだと、ファンキー色を濃くしたい時とか、イギリスっぽさを出したい時に。・・・でもJBっぽくするにはサックスセクションだし・・んー、、よく分かりません。色々試してみましょう!

まずはトップ(トランペット1)のラインを書いて、それに肉付けしていくのが基本的な進め方。
ここぞ!ってところにスタッカートな音を入れたりするのがホーンの常なんですが、こういう大人しめの曲なら、上で書いたような方法で「合いの手系フレーズを中心」に入れちゃいます。


[参考音源]ブラスのラインを追加

こんな感じで。あまり考え過ぎずに。(エレピとシロフォンも足してます)


あとはハモリパート(トランペット2/トロンボーン)を入れていくんですが、トランペット2は「5度ハモ(5度上のオクターブ下)」、トロンボーンは「オクターブ下」とかで良いんですが、変更が必要な箇所・・例えば、一時転調やサブドミナントマイナー/代理コードなど・・にはなるだけコードトーンに沿うように注意して、非コードトーンやアボイドノートがきちゃったら「ディミニッシュ/クロマチック・アプローチ」などで、、、あ”ー、この辺は理論書でも読んでください。

★ ボイシングを凝りたい時は、ビッグバンドなどのアレンジ・メソッドに従って書いてゆくんですが、軽〜い曲はそんなに考えずに付けてます。
あんま凝っちゃうと、バッキングやオブリガードに制限が出来ちゃうしね。

★それから「狙っていない不協和音」には注意すな。「シロダマで音を引っ張ってるうちにコードが変わって濁っちゃった♡」とか、そういうのはしっかり潰しておきましょう!


《まとめ》
アレンジについて、こんな短い分で全て書けるわけありませんでした。。

アレンジは一刀彫とか彫刻とかに近い感じで、大まかに削って、少しずつ細かく削っていって〜って作業でやってます。
最初から完璧なラインってのは、多分天才の類いでもそうそう書けるもんじゃないと思うのですな。

昔と違って今は自宅でシンセを鳴らして実際に音を確認出来るんだし、少しずつ整えていきゃいいと思います。
納期に追われて〜って状況でもない限り、じっくり納得いくまでやってみりゃいいのさ。

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今日はここまで。次は「
3:ボカロ歌制作(歌録音)調整」だ。(主に歌録りのハナシになるね)

では、さよなら。



【注意!】
● コレはあくまでも極個人的な制作過程です。
●「こうでなきゃ」という決まりもなければ何もありません。音楽は好きに作ればいいのです。
● もはやTipsですらないかも知れません。
● Chiquewa本人が後に自分で見て、過去の制作方法を確認するという記録的意味合いの方が強いですので、「なんだこりゃ?」と思ったら、そっとページをそっと閉じてあげてください。
● 「こんなことしてるヒマあったら仕事しろ!」などのお叱りはコッソリよろしくお願いします。

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