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ひと言

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2015年4月20日月曜日

オンガクリロン

やあ。


最近物忘れが激しいのです。


アレンジ作業してる時とかド忘れしちゃって音楽の理論書をパラパラ眺めてると、思わず「へー」と読み入ってしまい、何を調べようとしてたか忘れてたり。

「そもそも、なんでこんな基礎的なことを今更調べてんだ?」とか。

歳食ったなぁ。

ごく簡単なことはコレ

でも本題は「物忘れ」のことじゃなく「音楽理論」。

若いころ一生懸命勉強したり教えたりもしてたので、一般に「ポピュラー音楽理論」とか「ジャズ理論」と呼ばれる内容は大体は理解してるはず・・たぶん・・おそらく。

ワケ分からないことで有名な某理論書も熱心に読んで研究したり(あまりためにはならなかった)、音楽仲間と夜な夜な音楽理論について語り合ったり、実に暗い青春だった。


実際アレンジの作業でも先述の様に音楽理論を利用することはよくあるけど、ほとんどは「なんか面白いアイデアねえかな?」みたいな感じなんですが。

譜面書いたり音域調べる時はコレ

よく「理論は必要か?」なんて無益な論争が繰り広げられてるけど、ポピュラー理論と呼ばれるシロモノって乱暴に言えば「先人達の楽曲や演奏に理屈をこじつけたもの」だと思うんですよね。基礎となる「コード」すらそんな歴史があるもんじゃないし、学術なんて高尚なものじゃない気もするし。

だから、ポピュラー以外では一般的な「和声法」「対位法」なんかとは少し意味合いが違うというか、もっと良くも悪くも「実用的」なものなんじゃないかなと。

ジャズオーケストラのアレンジの時はコレ

なので、ポピュラー音楽理論は「引き出しを増やすアイデア」程度にとらえると、頭でっかちなイメージが少し払拭されるかもだね。

「既存の音楽から一切の影響も受けず、ゼロから全く新しい音楽を作り出せる人」にとっては無用かもだけど、大多数の「色んな音楽に影響を受けてきた派」にとっては色々手助けになる、っていうか。

でも「これは新しいぞ!」って音楽ができたとしても、今ある音楽理論って(違和感なく聴こえる音なら)大抵理屈をこじつけられるので、結局理論派からすれば「新しくないよ」ってなっちゃう。不細工なハナシだ。
聴いて面白ければそれでいいのに、ツマんないね。


個人的には音楽理論なんて「無しで良いもの作れたら最高じゃないか」て思います。


じゃ。

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