"巡音ルカ様V4x" のデモ試用期間がついに終わりました。(早よ買えよ)
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感想は、ひと言で言うと・・
気安く触れるとやけどするぜ
V2時代からジャジャ馬で有名な "ルカ様" だけど、Vocaloid4(以下V4)になってもとんだジャジャ馬っぷりでした。
「メロディのMIDIを流し込んで、歌詞をサササっと乗せて〜」では、ルカちゃんは真面目に歌ってくれないってのはVocaloid2(以下V2)と同じですが、その「ドS」さは更に加速してます。(それなりには歌ってくれる)
ま、一度慣れてしまえば、すごいパフォーマンスを発揮してくれるんだけど。
じゃここで、説明下手な不肖Chiquewaがポイントを挙げてみよう。(あくまで個人的見解だ)
① 「VEL」と「OPE」パラメータを積極的に使え!
② 「E.V.E.C.」の名称に騙されるな!
③ 「クロス・シンセシス」はガンガン使え!
④ 「Breath」はほどほどに!
⑤ Growlは場所を選びまくる!
⑥ 「Gender」がよく効く!
V2ではイマイチ効果を感じなかったパラメータだけど、V4ではとてもよく効きます。それも思わぬ方向に。特に「OPE」は語尾の処理にも影響が出るので、一音一音徹底的に洗いたいポイントだ。
あと、子音の音量「Attack」「Decay」もかなりよく効くので、これも使いこなしたい。
「Soft」とか「Whisper」とか名前が付いてるけど、効果がその通りだとは思わない方がいい。煮詰まったら取り敢えず色々試してみよう。
今のところ「Hard」と「Soft」の切り替えパラメータみたいになってるこの機能だけど、例えば音域が上がったり下がったりする度にこのパラメータを変えてみると、とても自然な歌声になったりするぞ。長音を変化させてゆくのも面白かった。
V4の新機能「語尾のブレス」は楽しいけど、けっこう厄介だ。やり過ぎると "五月みどり" みたいな声を出しやがるので、家族がいる方はヘッドフォン必須。
「母音」を選ぶので不自然に感じる所では使わない方が良いんだけど、ハマると恐ろしくセクシーな声になってウヒョーー♡だ。あと、箇所によっては音価が短くなっちゃうので、それも想定して使おう。
これまたV4の新機能「唸り」だけど、関係のない箇所にかけても「ギー」って無意味な音になるだけだ。幅の広い音の「しゃくり上げ」だったり、歌い始めの「鼻濁音」(使える音なら「子音拡張」で追加出来る)に掛けると、こぶし回しっぽく唸ってくれること請け合いだ。
V2と比較して「GEN」パラメータがとてもよく効く気がするので、これも積極的に使いたい。固定させて使うのもいいけど、歌に合わせて変化させる方が面白い。でも効き過ぎるので加減が必要だ。
あと、お声が全体的にキンキンしてるので、「BRI」「CLE」パラメータや、DAWのEQなどで調節した方がいいかもだ。ディエッサーもないと辛いぞ。
てな感じすかね。
そして、早速予告通り拙作『泣き顔』のエディットに取り掛かってみました。
オリジナルはこれです
・エディターの "Piapro Studio" はDAWとの親和性が高い(VSTだしね)ので、オケを鳴らしながらその場でボカロの歌いっぷりチェックが出来るし、コンプやEQやリバーブも掛けられるので、とても便利。
ただし、Piapro Studioがフロントサイドにある時はDAW側のトランスポート操作が出来ない(=オケと合わせた再生が出来ない)のがちょっと残念だけど、特に困ったわけでもないので、別にいいです。(フィジコンを使えば出来るそうだ)
ボカロとオケは別PCなので、オフボーカル2mixを書き出して それを使ってます。 |
・「テンポ情報」はDAWに入れるとPiapro Studioが勝手に同期してくれますが、「テンポチェンジはどうするのか?」は知りません。そもそも "CubaseLE7" にはテンポトラックが無いので、それ以前の問題です。
では早速聴いてみよう。
【SOUNDCLOUD】
ピアノ+アコギ+ベース+シェーカーだけの「調声チェックバージョン」です。生楽器だけに合わせると不自然な箇所が分かり易いので、よくこうしてチェックしてます。
なので「ピッチ/ボリューム補正無し」の、EQ+ディエッサー+コンプを掛けただけ状態です。
う〜ん、所々微妙な箇所があるね。
不肖Chiquewaは基本「リアルな歌唱」じゃなくて「良さを活かす」に重点を置いてるんですが、ルカ様っぽさもそこそこ出てると思うので、もう少し微調整って感じでしょうか。
完成目指して・・・いや、その前に買わないとね。
じゃ。
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