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2017年3月15日水曜日

音楽制作ツール。

やあ。



近頃

ここ20年くらい、制作に使ってるツールって大して変わってないんじゃないの?

って思うとですよ。


シンセドラムなんて、90年代にRolandのTR-808/909が大流行した時に手に入れたサンプリングCDを、N.I.『Battery』にブッ込むスタイルで幾年月。

当時大定番だったBest Service『Dance Mega Drums』なんて化石みたいなライブラリも未だに使ってるし、生ドラム系の『Real Mega Drums』もたまに使ってる。どっちも高価ではなかったけど、制作費として経費で買ってもらった良い時代でした。


Roland "TR-808"
音楽学校の講師をしてた頃、機材庫の掃除中に発見して
別の講師とジャイケンして負けてもらえなかったのが悔やまれます。

てか、Batteryなんていつから使ってるのやら。
名前がまだBatteryじゃなくいフリーウェアだった頃から使ってる気が・・・AKAIのMPCが最前線で使われてた時代だったと思うから、相当昔だねえ。

Batteryの前身のフリーウェアは"LoopaZoid"ってVSTでした。
今でも配布されてるっぽい…?

ブレイクビーツ系のサンプルは、ほとんどが大昔(やっぱり90年代)に手に入れたサンプルか、自分でサンプリングしてPropellerhead『Recycle!』でぶった切って作ったもの。

Recycle!のREXファイルって便利なんよね。
今でもほとんどのサンプラーやDAWに直接読込ませられるし、ファイル自体簡単に作れるし。
あれほど一世を風靡したRecycle!なのに、最近トンと名前を聞かなくなったな。ファイル形式だけが残ってて、こりゃまるでAlesis adatみたいな末路なのか?

Recycle!といえば、『Hyperprism』は何処へ行ったんでしょ?


Propellerhead "Recycle!"
元祖ブレイクビーツ製造機。これを使ってないと馬鹿にされた時代もありました。

アナログ/デジタルシンセは、さすがにここ10年以内のソフト音源が多いけど、一番よく使ってるのって結局CubaseSX時代に付属してたWaldorf『a1』だし。

もはやコレを使いたいがために、未だにCubase5.5(32bit)からアップデートしてないくらいで。ライセンスの関係でバンドルされなくなって悲しかった。

Waldorf "a1"
今でも毎日のように使ってます

あとは、N.I.『Reaktor』『Absynth』『Massive』『FM8』くらい。
こいつらは優秀過ぎるくらい優秀な音源なので、永遠に使えそう。いや、使いたい。

フリーウェアだと、Clavia・Nord Leadをシミュレートした『Synth1』はたまに使ってる。

native instruments "Reaktor"
加算合成のシンセ音が欲しい時はコレ使います。
Squarepusherも愛用してるらしいですが、未だに使えこなせてません。

サンプラーは、AKAIのを手放してPC内部完結にして以来ずーっとN.I.『Kontakt』だけ。
GM音源(死語?)的にも使えるし、純粋にサンプラーとしても優秀で、万能。

native instruments "Kontakt"
これが無くなると、今の制作スタイルは成り立たないのです
プリセット音源も使える

純粋な総合音源だと、I.K.『SampleTank』、U.S.B『PlugSound』、それからCubaseのオマケだったSteinberg『Halion One』くらい。
前二つなんて遥か遥か昔、まだMacとDigital Performerで作ってた頃から使ってるので、目を瞑ってても音源呼び出せるくらいです。(嘘)

UltimateSoundBank "Plugsound"(画像はフリー版)
"Plugsound5"に入ってる「Strings Ensemble1」が秀逸。
拙作『深淵』のイントロの弦です。

楽器の個別音源は、ストリングスはN.I.『SessionStrings Pro』、金管はSampleModeling『The Trumpet』『The Trombone』、ピアノはBest Service『Galaxy Steinway』。

ここだけはちょっと新しい?それでももうかれこれ5年以上は使ってる。

SampleModeling "The Trumpet"
すごくリアル。でも打ち込みがすごく大変。

近頃の定番化されてる音源もひと通りチェックしましたが、なんか物足りんのです。
特にドラムスやストリングス系のライブラリはどんどん巨大化されていくけど、実際に使ってみるとプログラミング次第でどうとでもなるというか、ぶっちゃけ必要無いというか。

なんかこうね、創作意欲を駆り立ててくれるような斬新なツールが欲しいとですよ。
初めてRecycle!やReaktorを使った時の衝撃をもう一度味わいたい。

iZotopeの『Stutter Edit』はかなり面白かったけど、Reaktorでも『The Finger』を使えば似たようなこと出来るしなぁ。。

native instruments "The Finger"
スタッターはほとんどコレ使ってます。軽いし。

この頃の新しいツールって基本的に「〜出来ない人でも簡単に〜出来ますよ!」みたいな補助ツール的なのばかりじゃないですか?
ツールに頼り切るんじゃなくて、技術は身に付けておいた方がいいんじゃないかなー…なんて思います。だってツールが使えなくなったら手も足も出ないじゃないですか。それに使えた方がカッコいいし。


それと、全く新しい方式のシンセって、もしかして物理モデリング以来無いのかしら?
YAMAHAの茶色いモデリング音源は高過ぎて買えなかった(二種類あって、高い方は100万くらいしてたような…)けど、ちょっと欲しかったな。
でも、The Trumpet / Tromboneは一応モデリングなんじゃないんかな。

YAMAHA "VL-1"
ヤマハ最後の良心。素晴らしいシンセ。

生前マイルス・デイヴィスは「その時代の最新の楽器を使え」なんてこと言ってましたが、新しい楽器が出てこない時代に突入した今、どうすりゃいいんすかね?

あっ。肝心の『Vocaloid』を忘れてたな。



じゃ。

2 件のコメント:

  1. Blue Birdを初めて聞いたときビッグバンドのリアルさに度肝を抜かれました。ダン竹輪とニューブリザードの正体はこの音源だったのですね~

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    1. 実は『BlueBird』の時はまだThe Trumpet/Tromboneを持ってなかったので、"Kontakt"の付属音源とCubase付属の"HalionOne"だけで作ってます!

      ダン竹輪とニューブリザードを覚えてらっしゃるとは・・・(笑)

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