今回のピアプロ補完計画は、引き続き5thアルバム『かんきり』から、ミドルな大人曲『わらいたかった』です。
かんきり
あとこの曲は、2015年に発表したEP『草原郷』のカップリング曲でもあります。
草原郷 EP / Chiquewa | KARENT
前々回(ピアプロ補完計画その6:『アイノコトバ』(2015))に続いてのコンペ曲。
この頃は年間70曲くらい作っていたのでよく記憶にありませんが、確かなんかのアニメのコンペだったような、そうでないような・・ま、そんなこと別にいいっすね。
サウンドは聴いての通り「80年代後期〜90年代前期に流行ったフュージョンみたいなポップス/ポスト・シティポップ」的なサウンドです。
具体的には、今井美樹さん(布袋寅泰さんプロデュース以前)とか織田哲郎さん・角松敏生さん関連とか、ですかねぇ・・中学〜高校生の頃にこういう音楽をよく聴きました。
ローズピアノにパーカス、ソウルギター・・Stuffの影響を受けた人達が作り出した音楽、って感じでしょうか?
Stuff |
ポイントは中域のトランペット・セクション。
前にも紹介したスティーブン・ビショップあたりが好んで使ったアレンジです。
この曲とはだいぶ毛色は違うけど、バート・バカラックの管の使い方とか大好きなんですよねぇ。そういう音楽の影響をモロに受けたピチカート・ファイブなんかも積極的に使ってましたね。
バート・バカラック |
ま、こんな曲なので現代のポップシーンに受け入れられるはずもなく(笑)、こうして見事にコンペに落選して、でも見事にアルバム曲&EPのカップリングとして復活を遂げたのです。
大衆音楽の懐はとても狭いのです。
さて歌詞ですが、少し倦怠期に入り始めたカップルや夫婦の歌。
気持ちが離れ離れになりかけてたけど、やっぱりなぁ〜…って感じ。
そういう意味では「子供には分かりにくいラヴソング」でしょうか。大人の歌です。
そんなシンプルな曲『わらいたかった』を一度ぜひ聴いてみてくださいね。
では。
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