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2019年5月9日木曜日

ピアプロ補完計画その15:『行こうよ』(2016)



ひっそりと進み続けるピアプロ補完計画(15)の今回は、アルバムすだれ収録の行こうよ




この曲も前々回補完した『まぼろし』同様、長い熟成期間を経て完成に漕ぎつけた曲です。



最初に作ったのは2003年だから、もう16年も前に、当時やっていたバンドのオリジナル曲として作りました。

あぁ、あの当時ボーカルをやっていた若さ弾けてたあの子も、もうよんじゅっ…こんな話は止めておきましょう。




なんだか少し不思議な雰囲気がする曲ですが、当時から今も変わらず敬愛し続けているシンガーソングライター、スティーヴィー・ワンダーの影響がモロに出てますね。


スティーヴィー・ワンダー

スティーヴィーの楽曲の特徴はというと、昔から当たり前とされている理屈(音楽理論ともいう)に当てはまらない、独自の感覚だけを生かしたコード進行でしょうか。

ダイアトニック・コード(キーに適合した、常用されることの多い7つのコード)から外れるコードなんて当たり前、独特な自然転調による展開は、緊張感と同時に謎めいた雰囲気も醸し出してます。


【参考曲】Knocks Me Off My Feet (1976) - Stevie Wonder



そして「そういうサウンドを再現したい!」という思いのもと・・かどうか忘れましたが、作ったのがこの曲です。

具体的に書くと、例えば、この曲のはじめに出てくるこのようなダイアトニック無視のコード進行は


「 Ⅰmaj7 ー Ⅶm7 ー bⅦmaj7 ー Ⅵm7 ~ 」


という風に、一時転調と代理コードを組み合わせて作られています。


・・・おっとヤバい、理論的な話はここまでだっ。
不肖Chiquewaは音楽理論をとーんと分かっちゃいないので、ボロを出す前にやめておきます。




で、一生懸命作ったこの曲ですが、お陰さまで当時雑誌MacFan主催で開催されていたDTMコンテスト第1回 MacFanミュージックグランプリで入賞しました。笑

第2回が開催されたかどうかは不明のこのコンテストですが、授賞式は完成したばかりの六本木ヒルズで行われて、もちろん不肖Chiquewaも招待された・・のですが、予定が合わず行けませんでした。残念。


もう16年も前です。
(モザイクのところには元タイトルとバンド名が書かれてます)

歌詞の内容はですね、昔のバンド時代の歌詞のオマージュですが、昔の歌詞を公開は出来ない(作詞者ともう連絡取ってないから許可を取れないんです)からお分かりいただけないのが歯がゆいんですが、似たような感じです。

Chiquewa曲によく出てくる「気楽にいこうぜ」がテーマになってる曲ですね。



何だかギスギスした世の中ですが、この曲でも聴いて気楽に行きましょう。


じゃ、また次回。

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