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ひと言

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2016年2月17日水曜日

ボロギター。

や。


ピカピカのギター』が大好き。




ギター界では、いつの頃からか「ラッカー塗装(ニトロセルロース・ラッカー)ってのに人気が集まって、「ポリ塗装(ポリウレタン)ってのはマニアから少し敬遠されてるらしい。

宣伝を見ても「ラッカーフィニッシュ」は売りだし、そもそもラッカーの方が少し高価。

ラッカー/ポリ塗装の見分け方は、「ボディなどの表面がピッカピカで、まるで薄い樹脂でも貼ったかの様な仕上がり」がポリ塗装。「少しザラっとした、いかにも『ペンキ塗ったぜ』みたいなの」がラッカー塗装。

少し触りゃ、分かります。

もちろん仕上がりは、ポリ塗装の方がピカピカで、断然美しい。
だがしかし、楽器が高級になればなるほどラッカー塗装の方が多いのも事実。
(一部で「ラッカーの方が音は良い」とか言われてるらしいけど、ぶっちゃけ一緒だと思います。)


うーん・・


個人的にボロッボロに塗装が剥げたギターって、嫌い。

若い頃、ジミ・ヘンドリックスを見て「ちょっとカッコイイかも」とか思った時期も正直ありましたが。

今でも一番好きなギタリスト。

ああいうボロボロのギターは十中八九ラッカー塗装で、十年も弾いてりゃ嫌でも勝手に剥げてきます。

しかしポリ塗装は極めて優秀なので、そもそも塗装が剥げない。(割れるけど)

新品なのにボロボロのギターも売ってる・・

ボロさに渋みを感じてカッコイイと思えることこそ「若さ」なのかなぁ?…と。

いい歳したオッサンがボロっちいギターを弾いてると、マジで「ミュージシャンって貧乏なんだね…」って感じになっちゃうし、なんか汗とか涙とかオッサン汁が染み込んでて汚そうじゃないですか。

ま、手作りのコレが見た目一番汚いんだけどな。

愛用してるレスポールも、高価じゃないけどラッカー塗装。

弾き終わる度にキレイに拭いてケースに入れてるけど、もう7〜8年弾いてるから、そろそろ部分的に塗装が剥げそうになってきてて、そんな箇所を見る度に「あぁ、俺も歳をとったんだなぁ」と悲しい気分になります。

愛用のレスポール。

その点、安物のフェンダー・ジャパン製ストラトは紛れもないポリ塗装なので、いつまでもピカピカ。永遠の輝き。

安物のストラト。

嗚呼、なんて素晴らしいピカピカ楽器。

レスポールもポリ塗装にリフィニッシュしてもらおっかな?


じゃ。

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