久しぶりに説明しておきますと、『ピアプロ補完計画』とは?・・「ミクちゃんルカ様生みの親クリプトンさんの運営する投稿サイト『ピアプロ』を根城に活動してます!」ってのを売りにしてたくせに、発表曲全曲置いてないとはイカン!…というわけで毎週水曜日に一曲ずつ投稿して補完するという企画です。ちなみにChiquewa活動10周年記念企画の一環でもあります。(詳細はこちら読んでみてくださいませ → Voice Organique:『10周年記念』)
さて、ピアプロ補完計画第7回目の今回は、アルバム『かんきり』収録の『環状線』です。
かんきり / Chiquewa | KARENT
環状線
列車が来る、内回り 寄せては返す人の波
どこか遠く、遠いところまで行きたいのに
ビルの谷間、華やぐ街 アナウンスだけ響く車内
それはまるで空虚なメリーゴーラウンド 僕を乗せて
揺れる度に切なくなる
この気持ち抱えたまま何処へ向かうの?
夜を切り裂いて回り続ける環状線
ほうき星みたいに光の帯残して
進め
駅のホーム、溢れる人 自販機のネオンサイン
それはまるで星空にかかった雲みたいだ
窓に浮かぶ顔を見つめて
流れゆく街の灯を指でなぞった
長い夜を越え 走り続ける環状線
いつか目指す場所へ辿り着くと信じて
この楽曲は名前の通り大阪環状線をテーマにしたご当地ソングです。
「山手線をテーマにした曲は幾つかあるけど、大阪環状線をテーマにした曲って無いなぁ(知らんだけ?)」と思って作りました。
大阪環状線は個人的には思い入れの強い電車でして、学生時代の通学にも使ってたし、子供の頃から大人になってまで割とコンスタントに利用してきた路線です。
「JR大阪駅」(梅田)を中心に大阪市内をグルっと一周回るんだけど、停車駅がどこもなかなか個性的で、どこで下車しても何かと楽しめる電車だったりもします。
大阪環状線の路線図 右半分と左半分で全然雰囲気が違うのが面白い |
『USJ』(「西九条」→「ユニバーサルシティ」)、『大阪ドーム』(「大正」)、『あべのハルカス』(「天王寺」)へも環状線で行けます。(※USJは要乗換え)
あべのハルカス |
なので、この曲には大阪環状線にちなんだ音とか入ってます。
もし大阪にお越しになって環状線に乗る機会がおありなら、是非ホームで電車が来る時に耳を澄ませて聴いてみてくださいませ。(もしかしたらもう現在は音が変わっちゃってるかも)
曲自体はよくあるマイナーなポップソングって感じでしょうか。
前回の『アイノコトバ』とは違ってコンペ流れ曲ではありませんが、アルバム全体のトータリティを考えてストリングスやギターの使い方など、J-POPをかなり意識したサウンド作りをしてます。
ボーカロイドは”巡音ルカV4x”です。
このアルバム以降はほぼ全曲”巡音ルカV4x”を使用していて、個人的にはボカロの完成形だと感じてます。
ボカロに求めるものは人それぞれかと思いますが、自分としては「リアルな歌唱」にはそれほど魅力を感じなくて、それよりも「ボカロとしての個性/ボカロらしさと、聴きやすい(上手な)歌唱の両立」を狙ってます。
歌においての「聴きやすい/上手」ってのが、これまた難しいもんでして・・・ま、この話は長くなるのでまた別の機会にでも。
相棒ぱんだっちは、このアルバムで一番好きな曲がコレだそうです。
電車が好きだから、かな?
ちなみに不肖Chiquewaは電車はあまり好きではありませんが、クルマよりは好きです。
そんな楽曲『環状線』、アルバムをまだお聴きでなければぜひ一度お聴きくださいませ。
では。
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