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2019年7月7日日曜日

ピアプロ補完計画その22:『大和川』(2018)

piapro(ピアプロ)|オンガク「大和川」

半年以上続いた『ピアプロ補完計画』も遂に今回で最終回を迎えます。

動画が無いと多くの方に聴いていただくのはなかなか難しい」と改めて痛感しつつ、活動10周年記念の割に派手な展開もなくひっそりと幕を閉じるんですが、それでもメッセージをいただいたり、ツイッターでリプライやいいね・RTなどをいただき感謝に尽きません。

ご支援ご声援どうも有難うございました。


さて、最終回である22曲目は、昨年発表した最新アルバム『Sentimentalizer』の最後を締める大和川です。




この曲は、個人的に結婚したりで色々と生活環境が変わったりして、自分自身の話ではないものの、そういう新しい生活へ向かう女性の心情を歌った歌です。

大和川ってのは、関西の方はご存知だと思いますが、奈良から大阪南部へ流れるそこそこ大きな川で、我々のような南大阪に住む人間にとっては「アウェーとホームの境界線」だったりします。

大阪府は一般的に”堺市”以南を「南部」、”大阪市”以北を「北部」と呼んでいて(大阪市北部を流れる更に大きな”淀川”を境界とする説もありますが)、北部と南部では同じ大阪でも少し文化圏が違います。
乱暴な言い方をすると「北部=大人しい、南部=気性が荒い」…というのはどこの土地でも似たようなものですが、近頃はドーナツ化現象の影響で南部にも新興住宅地が増えて、一概にそうとも言えなくなってきました。


上流向きの大和川。
右が堺市(南部)、左が大阪市(北部)

この歌では、南部に暮らしていた女性が北部の男性と結婚して北部へ移り住む時の心情を描いています。
近頃は大阪北部をすっ飛ばして首都圏の方と結婚して移り住む人も多いのですが、まぁ割と昔から良く見られた光景だったりします。
コレだけ聞くとそれほど大したことのない内容に感じますが、コテコテの南部の人間が大和川よりも北部へ引っ越すというのは、割りとオオゴトなのです!(主に気持ち的に)

大阪の話はこんなもんにして・・

私の地元の状況はさておき、どこに生まれ育とうが、進学や就職、結婚や転勤などで地元を離れて知らない土地で生活を始めるというのは不安がつきもので、そういう気持ちを描いた歌、です。


下流(海)向き
左が堺市(南部)、右が大阪市(北部)


さて、珍しく歌詞の内容について書き過ぎましたが、曲自体はモータウン・サウンドでしょうか?

一言でモータウンといっても色々ありますが、中でもポップでキャッチー過ぎる、例えばー


Uptight - Stevie Wonder (1965)


I Want You Back - Jackson5 (1969)


など、こういうスタイルをモチーフにして作ってます。

ゴスペル的でベースの動きが特徴的なコード展開、グルーヴィーなリズムセクション、積極的なタンバリンなどのパーカッション、ストリングスやオーケストレーションなどの豪華なサウンドメイク・・・まさにモータウン。

こういうサウンドは不肖Chiquewaの音楽には欠かせないもので、父親が好きだったこともあって子供の頃から繰り返し聴いて育ちました。
途中思春期にはロックなどに傾倒した時もありましたが、なんだかんだで最後は原点であるソウル/R&B・・ブラックミュージックへ回帰するんだなぁ、と我ながら感心したり。


これからもブラックミュージックを中心に色んな音楽を作っていきたいと思ってますので、引き続き不肖Chiquewa及びぱんだっちの『Sasakama Studio』にご支援ご声援賜りますよう、よろしくお願いいたします!



約半年間お付き合いいただき、どうもありがとうございました。


じゃ!

2019年7月1日月曜日

ピアプロ補完計画その21:『Still Of The Night』(2018)

piapro(ピアプロ)|オンガク「Still Of The Night」

今週のピアプロ補完計画は、引き続き最新アルバム『Sentimentalizer』よりStill Of The Nightです。




こういうスタイルは、厳密には違うのかも知れませんが『フィリーソウル』と呼ばれる類のダンスミュージックです。

これまでも、例えばアルバム『Odyssey』収録の音速グルーヴァーとかも同じスタイル、かな…?

piapro(ピアプロ)|オンガク「音速Groover」


4つ打ち(じゃなくても、4分のノリを強調した)のドラムスに、シンコペートされたベースにファンキーなギターパターン、それから忘れちゃいけないのがやたらと表にしゃしゃり出てくるストリングス主体の豪華なオーケストレーション。

こういうスタイルのソウルミュージックで、まず思い出すのはコレでしょう

Le Freak - Chic (1978)


後にマドンナの『Like A Virgin』を手掛けることで一躍スーパープロデューサーの仲間入りをするナイル・ロジャース率いるChicの大ヒット曲。
このギターリフを練習して、ギタリストはみなソウル〜ファンクギターを学んでいったのじゃ。

それから、日本で有名って言えば…

Trammps Disco Theme - Trammps (1975)


コレでしょう。
これは音楽というよりも、テーマとして有名なのかも知れませんが。。


…と、ここまで書いて、そういや音速グルーヴァーの時も同じような内容の文を書いたなー…と思い出しましたので、大好きなソウルトレインのテーマは敢えて割愛させていただきましょう。


さて、この『Still Of The Night』ってタイトルですが、これがまた古今東西ありふれたタイトルでして、意味は「夜の静寂」って感じでしょうか?

このタイトルで一番有名なのは、やはりコール・ポーター作の(In The) Still Of The Night(1937)でしょうかね。
映画『Rosalie』のテーマ曲で、ジャズスタンダードとして現在でも世界中でよく演奏されています。

In  The Still Of The Night(1937)


それから、特定の年代で有名なのが、ハードロックバンド”White Snake”のヒット曲Still Of The Night(1987)。
オドロオドロしくてヘヴィなギターリフと、叫ぶようなヴォーカル、そして重苦しいミドルビート・・タイトルを上手く表現した名曲です。

Still Of The Night - WhiteSnake (1987)


ま、タイトルが一緒というだけで特に関係のない曲を紹介してしまいましたが、同じようなテーマで書かれた曲でもこんな風に色んなものがあるんですねぇ。


そんな楽曲『Still Of The Night』をぜひ一度聴いてみてくださいませねー!


じゃ。

2019年6月22日土曜日

ピアプロ補完計画その20:『きみのために』(2018)

piapro(ピアプロ)|オンガク「きみのために」
今週の「ピアプロ補完計画」は、去年発表した最新アルバム『Sentimentalizer』よりきみのために



この曲は恐らく20年くらい前に、まだ駆け出しのミュージシャンだった頃に作った曲です。
当時作ったバージョンは、「Mac+MOTU Performer」「Roland SC-88」だけで作ったR&Bっぽいアレンジだったと思います。(楽器や歌は単体のHDDレコーダーに録音して、MTCとMMCを使って同期させてました)

あー、懐かしぃー。

それをそのまま…ってわけにはいかないので、少し今っぽくアレンジ。
最近の音楽には疎くて申し訳ないけど、よくユニクロなどの量販衣料店で流れてる「ジーンズとTシャツにギターを爪弾いて歌ってる、爽やかな白人男性シンガーソングライター(予想)」っぽいアレンジにしてみました。
実際には女性シンガー(ルカ様ね)が歌うので、女性的な柔らかめの音色選びをしてます。

んー、これだけだと分かりにくいですね。

例えば、、

Bad Day - Daniel Powter (2009)


みたいな。ギター爪弾いてないけど、いい歌だな。
アレンジなんかは全然違うけど、ま、こういう雰囲気です。

昔からこういう感じの曲が結構好きでして、過去にも

piapro(ピアプロ)|オンガク「Everlasting」
こんな曲を作ってたりします。
(ちなみにこの曲、Chiquewa唯一の英語詞の曲です。こっちも聴いてみてね!)




さて、歌詞の内容はですねー、元々付いてた歌詞をちょっと弄って作りました。

内容は元のとさほど変わらないんですが、私事で恐縮なんですけど、この曲をアレンジしてた年に結婚しまして、それから奥さん(相棒ぱんだっち)が大きな病気をして、自分でもよく分からない心理状態だったからこういう歌詞を書いたのかな?なんて思います。

最後の方に結婚式でよく使われる台詞とか入ってますが、これは元々から入ってました。だから「20年以上前から未来を予測してたんかなー…」なんて不思議な気分になったりしてます。



そんな曲きみのためにを、ぜひご一聴してみてくださいー


じゃ。

2019年6月15日土曜日

ピアプロ補完計画その19:『光彩』(2018)

piapro(ピアプロ)|オンガク「光彩」
今週のピアプロ補完計画は、前回に引き続き昨年発表した最新アルバムSentimentalizerより光彩です。


R&Bなサウンド、それも男性的ですかね。

アラフォーオジさんゆえ流行りの音楽にはすっかり疎くなってしまい例えが少々古くて恐縮ですが、BabyFaceとかUsherとかNe-Yoとか、ああいう人のサウンドを参考にして…るんじゃないかと思います。

【参考】When You're Mad - Ne-Yo (2006)


確か今使ってるDAW-PCを導入した時、システム動作テストがてら作ったのがこの曲なので、かれこれもう7年も前の作品になります。

シンプルがウリのうちのシステム

この曲も前回の『私じゃない』同様「シンセ中心+リズムボックス」なサウンドですが、ポイントはズバリ!ギターでしょう。

元ロックスターでギターヒーロー(自称)の不肖Chiquewaが最も苦手とするギターのスタイルが、「歪み」…すなわち”オーバードライブ/ディストーション・サウンド”。

普段演奏するギターの99.8%程がアンプ直のクリーントーンな漢ですので、たまに録音などで突然こういう音を鳴らすと、ちょっとおっかなびっくりです。

ところが、お仕事などで求められる一番多いギターサウンドは、やはりロック系のドライブギターなんですよね。
一般的にギターというと「ロックスターがギュイーン!」なんでしょう。

ステロタイプと言わざるを得ません。

でも、頑張って弾きました。いかがでしょうか…?


歌詞の内容ですが、まぁよく有りがちな「女々しい男の嘆き」です。

こういう歌詞の歌は多いですが、個人的には女性には受けが悪い印象です。男らしさがないから、でしょうか?
ところが逆に、男性にはそこそこ受けが良い・・この差異が面白いと思います。


でも歌ってるのはルカちゃん

こんな楽曲光彩、個人的にはアルバム中1〜2位の出来ですので、是非一度聴いてみてね。

ではー。

2019年6月8日土曜日

ピアプロ補完計画その18:『わたしじゃない』(2018)

piapro(ピアプロ)|オンガク「私じゃない」
今週のピアプロ補完計画からはやっと最新アルバムSentimentalizerに突入。

アルバム3曲目に収録のわたしじゃないです。




このアルバムは、コレ以前の3枚(『わさび』『かんきり』『すだれ』)のテーマだった「生楽器主体の演奏+自分なりの日本的ポップス」からは少し離れて、割と自由に作りました。

ですので、こういうシンセ+リズムボックスなサウンドも積極的に使ってます。

大病明けの相棒ぱんだっちの健康状態とプレイコンディションを考慮して、ドラムレコーディングを十分に出来なかったという理由もありますが…。




こういうサウンドは「90年代R&B風」とでも言いましょうか。
やっぱり無意識に作るとこんな感じになっちゃいます。反省はしていない。

ポップスに関して言えば、もはや「こういうのが作りたい」なんてのは殆どなくて、「曲を作ってみて、アレンジを当てがってみて、完成したものが作品」といった感じです。

だから、特にこれといったイメージもありません。




こう書くと「もうすっかり作りたいものがなくなっちゃったのね・・」と取られそうですが、否っ!そうではない。

曲を書いて作品として仕上げることが、息を吸うくらい自然なことになってしまってる」のです。




とは言え多少のポイントはあって、この曲の場合コード(ボイシング)でしょうか。

エレクトリックピアノとアコースティックギターで随分と宙ぶらりんとした芯のないコードを鳴らしてますが、これは「ハイブリッド・コード」ってやつですかね。

モード的アプローチとも言える70年代のクロスオーヴァー/フュージョンなどで盛んに使われた手法ですが、乱暴に言えば「2つのコードトライアドを同時に慣らしてる状態(鍵盤だと左手と右手で違うコードを弾くような感じ)」なので『ハイブリッド』、です。


さて、そんな制作側のヤヤコしい話は置いておいて、こういうアンニュイなサウンドは好きです。

例えばー・・・と思ったけど、全然パッと浮かばんので、日本のポップスから


去年は8月だった - 今井美樹(1990)


これは単に「テンションきつめのコード」って感じもしますが、まぁこういう感じの浮遊感のあるコードサウンドが一時期流行ったりしたのです。今井さんの透明感のある歌声にマッチして、なかなか良いアレンジですよね。


この曲『わたしじゃない』では、全体にフワフワした宙ぶらりんなエレピ/アコギサウンドを配置することで、「宙ぶらりんな自分」という歌詞を活かすアレンジにしてみました。

分かりにくいよねー。

ともあれ、ぜひご一聴くださいませ!


では。


Sentimentalizer』試聴動画 - Chiquewa

2019年6月1日土曜日

吠える小休止:その2

ほぼ半年も続いてきたピアプロ補完計画も2016年の『すだれ』まで来て、残すは最新作のSentimentalizerのみとなりました。


さすがに最新作は次作が出るまで未公開にしておこうかなぁ…」とも一寸考えましたが、元々全て無償公開して誰にでも聴いてもらえるようにするのがChiquewa活動の基本骨子だった(ような気がする)ので、公開します。

ただーし、もしお気に入りいただけたら是非アルバムを聴いてみてくださいませ!!

アルバムはイベントでの頒布なら ¥1,000 iTunes』『Amazon』『Moraなどの配信サービスなら ¥900 です。他にもSpotifyApple Music』『LINE Musicなどのサブスクリプション(定額聴き放題)サービスでもお聴きいただけます。


「どうして無料で聴けるのものにお金を払うの?」
という疑問は持たれても当然かと思いますが、これは単純に「活動資金調達のため」でして、勝手にやってるクラウドファンディングみたいなもんです。

「音楽なんて楽器とPCさえあれば作るのなんてタダじゃん!」…とまで思われる方はさすがにもう稀少でしょうけど、実際音楽を作るには色々とお金が掛かっちゃいます。
PCなどの機材だって永遠に使えるわけじゃないし、楽器も結構な頻度でメンテナンスが必要ですし。


あと、これはワガママかも知れませんが、聴いてくれてる皆さんにお会いしたいじゃないですか!

曲をネットに公開して「聴いてね〜♪」だけじゃなくて、実際にイベントなどへ出向いて皆さんと実際にお会いして、ご挨拶して、お喋りして・・ってやりたいワケです。
そうなるとCDの制作費が必要だし、遠征費や宿泊費諸々のお金がかかっちゃいます。


不肖Chiquewaは普通に生活するだけでいっぱいいっぱいの残念な人なので、そこまで余裕がありませんっ!偉そうに言うことじゃないけどっ!

ですので、聴いてくださる皆さんのご厚意に甘えて、アルバムを販売することで活動資金を調達してます。


ということなので改めて、アルバムを買って聴いてくれてありがとうございます。
皆さんのお陰でChiquewaはChiquewaであり続けてます。

もし、イベントなどで見かけなくなったら「活動資金が底をついたんだな」とでも思ってやってください。
それ以外の理由だと、健康上の理由でもない限り活動を止めることはありません。

ピートさんはなんと、CryBabyを寄付してくれました!
現物ドネーションも大歓迎です(笑)

健康上の理由と言えば、2016年のアルバム『すだれ』の制作中に病気で入院しました。

9月のある日、突然腹痛と高熱が治まらなくなり、救急で病院へ行ったら即入院。病名は…伏せておきますが、もう少しで腹膜炎を起こしてかなり危ない状態だった、とお医者さまに言われました。

そして10日間ほど入院の後『すだれ』の制作を続行したのですが、残念ながら健康状態が思ったほど回復せず、毎年恒例のボーマスへは行けませんでした。。


でも、せっかく作ったCDですので、相棒ぱんだっちに託してボーマスでブースを出すことはできました。

その際にはジャケットイラストを担当してくださってる ちぃさん に売り子のお手伝いでご協力いただいき、それからいつも聴いてくださってる方々にも色々心配していただいて、「この活動をしててホントに良かった」と感動したのを覚えてます。

よーし、来年は頑張るぞ!

と心に強く誓ったのも束の間、翌年2017年は相棒ぱんだっちが病床に伏せることに。
今度は少し大きな病気で、残念ながら1年間のお休みを頂くことにしました。


この時もホント沢山の皆さんにご心配や励ましをいただいて、ぱんだっち共々未だ感謝に尽きません。

入院中に、手術当日に、闘病中にいただいた応援や激励、それからアドバイスなどのメッセージも、永遠に忘れません。


あとこの年には、私事で大変恐縮ですが、結婚いたしました。

大きな病気をすると治療や入院の保証人など手続きで色々面倒事が多く、「こういうタイミングでどうなんかなー?」とも考えましたが、良い機会でもあると考えて入籍することに。

こちらも多くの皆さんにお祝いの言葉やお祝いの品などを頂戴して、本当にありがとうございました。



・・・という激動の2016年後半〜2017年でしたが、不肖Chiquewaも相棒ぱんだっちも無事回復・復活して、昨年2018年に2年ぶりのアルバムSentimentalizeを発表することができました。

更に、ぱんだっちも初めてのフルアルバムPandaful Worldを発表できました!こちらも併せてよろしくお願いいたします。


そんなアルバムの未公開曲を次回からピアプロへ投稿していこうと思っておりますので、ご期待ください。


それでは、引き続き『ピアプロ補完計画』をお楽しみくださいませー。

2019年5月25日土曜日

ピアプロ補完計画その17:『星影』(2016)



今年の1月からスタートした”ピアプロ補完計画”も17回目です。
お疲れ様です。

そんな今回の曲は、アルバムすだれから最後の曲星影



この曲のテーマは「美しい英国風バラード」。

美しい」はまだしも、どこがどう「英国風」なのか?

これはもはや主観に過ぎません。
要するに、個人的なイメージに他ならないってわけです。

例えばこの曲…

The Secret Marriage - Sting (1987)


スティングのアルバム『Nothing Like The Sun』のラストを飾る曲なんですが、不肖Chiquewaが初めて聴いた中学生の時、そのあまりの美しさにとても衝撃を受けました。

『星影』はこの曲の影響がモロに出てますね・・。

スティング自身が英国出身というのもありますが、少し影のあるメロディラインに英国っぽさを感じます。


それからこんな曲…

You'll Never Walk Alone - Gerry & The Pacemakers (1963)


小学生の頃に音楽の授業で習うドレミの歌エーデルワイスなどが有名な作曲家リチャード・ロジャースがミュージカル『回転木馬』(1945年)用に書き下ろした曲で、歌詞はオスカー・ハマースタイン2世。

サッカーの世界では、イングランド・プレミアリーグのリヴァプールF.C.のチャントとしても有名です。

リチャード・ロジャースはニューヨーク生まれのアメリカ人なんですが、リヴァプールF.Cがアンフィールド・スタジアムで流すのがリヴァプール出身のバンド・ジェリー&ザ・ペースメイカーズのバージョンだから英国風に感じるのやも知れません。




歌詞の内容ですが、テーマは前にツイキャス『ササカマ大放送』でも話しましたけど、英国の有名なストリーキングおじさんがテーマになってます。

探してみても見付からないんですけど(消えちゃったかな…?)、そのおじさんのウェブサイトでは数々の戦歴が載ってて、世界中の有名な(主にスポーツの)イベントでストリーキング行為を繰り広げてました。

ストリーキングというのは単なる露出狂などの変態行為や、ヌーディストなどの芸術活動ではなく、「楽しませる」というエンターテイメント性と、真面目な場d「茶化す」という社会風刺性の二つの側面を持った行動らしいです。

んー、まぁストリーキングについては置いておいて、そのおじさんの行動にいたく感動してこの曲を書いた…というわけです。


[ ストリーキングの写真を載せたかったとこ(自主規制) ]


そんなちょっと不思議なバラード星影を是非聴いてみてくださいね。

じゃ!

2019年5月16日木曜日

ピアプロ補完計画その16:『ムーンライト』(2016)



まだまだ続くピアプロ補完計画、16回目の今回も引き続きアルバム『すだれ』より、70年代ディスコ曲の『ムーンライト』。



見事なまでにソウルの王道です。

「IV - III7 - VIm 〜」という、惚れ惚れするほどシェリル・リンの『Got To Be Real』、もしくはマライヤ・キャリーの『Emotions』、もしくはドリカムの・・・(略


Got To Be Real - Cheryl Lynn (1979)



90年代半ばの「70'sリバイバル」時には、この進行が増え過ぎて「あれー?コレどっちの曲だったっけ?」なんて声があちこちで聴かれるくらいJ-POPでも溢れ返りました。

不肖Chiquewaもこの進行は、過去にアルバムI Love Music収録のKiss Of Lifeで使用したりしてます。使い方が少し違いますが。





この曲『ムーンライト』のポイントはスラップベースでも、時々出てくるテルミン(風シンセ)でもありません。

テーマでもある「狼男」でしょう。




なぜこんなものをテーマに曲を作ろうと思ったかと言うと・・分かりません。

多分、、うーん、なんだろ? マイケル・ジャクソンのスリラーみたいなんを作りたかったのか、単にホラーチックなサウンドを作りたかったのか。


Thriller - Michael Jackson (1984)

※ このMVはショートムービーになってて、曲が始まるまで4分と少しあります。でもこのMVは、初めてミュージックビデオを一つのアート作品として捉えた金字塔的作品なので、是非全編観てみよう!


イントロに入ってるワンちゃん(狼)の遠吠えにこだわった『ムーンライト』を、是非一度聴いてみてね!

じゃ。

2019年5月9日木曜日

ピアプロ補完計画その15:『行こうよ』(2016)



ひっそりと進み続けるピアプロ補完計画(15)の今回は、アルバムすだれ収録の行こうよ




この曲も前々回補完した『まぼろし』同様、長い熟成期間を経て完成に漕ぎつけた曲です。



最初に作ったのは2003年だから、もう16年も前に、当時やっていたバンドのオリジナル曲として作りました。

あぁ、あの当時ボーカルをやっていた若さ弾けてたあの子も、もうよんじゅっ…こんな話は止めておきましょう。




なんだか少し不思議な雰囲気がする曲ですが、当時から今も変わらず敬愛し続けているシンガーソングライター、スティーヴィー・ワンダーの影響がモロに出てますね。


スティーヴィー・ワンダー

スティーヴィーの楽曲の特徴はというと、昔から当たり前とされている理屈(音楽理論ともいう)に当てはまらない、独自の感覚だけを生かしたコード進行でしょうか。

ダイアトニック・コード(キーに適合した、常用されることの多い7つのコード)から外れるコードなんて当たり前、独特な自然転調による展開は、緊張感と同時に謎めいた雰囲気も醸し出してます。


【参考曲】Knocks Me Off My Feet (1976) - Stevie Wonder



そして「そういうサウンドを再現したい!」という思いのもと・・かどうか忘れましたが、作ったのがこの曲です。

具体的に書くと、例えば、この曲のはじめに出てくるこのようなダイアトニック無視のコード進行は


「 Ⅰmaj7 ー Ⅶm7 ー bⅦmaj7 ー Ⅵm7 ~ 」


という風に、一時転調と代理コードを組み合わせて作られています。


・・・おっとヤバい、理論的な話はここまでだっ。
不肖Chiquewaは音楽理論をとーんと分かっちゃいないので、ボロを出す前にやめておきます。




で、一生懸命作ったこの曲ですが、お陰さまで当時雑誌MacFan主催で開催されていたDTMコンテスト第1回 MacFanミュージックグランプリで入賞しました。笑

第2回が開催されたかどうかは不明のこのコンテストですが、授賞式は完成したばかりの六本木ヒルズで行われて、もちろん不肖Chiquewaも招待された・・のですが、予定が合わず行けませんでした。残念。


もう16年も前です。
(モザイクのところには元タイトルとバンド名が書かれてます)

歌詞の内容はですね、昔のバンド時代の歌詞のオマージュですが、昔の歌詞を公開は出来ない(作詞者ともう連絡取ってないから許可を取れないんです)からお分かりいただけないのが歯がゆいんですが、似たような感じです。

Chiquewa曲によく出てくる「気楽にいこうぜ」がテーマになってる曲ですね。



何だかギスギスした世の中ですが、この曲でも聴いて気楽に行きましょう。


じゃ、また次回。

2019年5月4日土曜日

ピアプロ補完計画その14:『彼女の自転車』(2016)

piapro(ピアプロ)|オンガク「彼女の自転車」
ピアプロ補完計画(14)は、引き続きアルバムすだれ収録の彼女の自転車

すだれ / Chiquewa | KARENT
今年(2019年)はビッグバンドな一年にする!

と高らかに宣言している不肖Chiquewaなんですが、昔からビッグバンドの曲は時々作ってました。

例えばコレとか・・


・『Bluebird(2011)



Chiquewa個人作品だけではなく、他にもバゲッツアンサンブル・いち君と作ったCDいちくわCDシリーズにもビッグバンド的な作品は幾つか収録してます。


いちくわCDシリーズ(廃盤)


そしてこの曲ですが、可愛い曲が出来てしまって、そのまま可愛いアレンジにするのもなんか芸がないなーと思いお家芸的なビッグバンドアレンジにしてしまった…というわけです。

でも曲自体にジャズっぽさが希薄なので、どちらかと言うと90年代前半の渋谷系の走りのような、雑貨屋さん系っぽいサウンドでしょうか。

例えばこんなとか・・


Young, Alive, In Love - 恋とマシンガン - / Flipper's Guitar



全体に漂うハッタリっぽさが何とも言えず、味があってイイ!ですね。





元々この曲のタイトルは『彼女のダホン』でした。

ダホン(DAHON)ってのは折り畳み自転車で有名なアメリカの自転車メーカーでして、ちょうどこの頃にダホンの自転車を購入して嬉しかったので作った曲なんですね。

ただ、”ダホン”は登録商標だから商用利用は出来ないなー(ネット配信は商業利用)…と思い、「ダホン」の部分を「自転車」に替えた、といういきさつがあります。


不肖Chiquewaの愛車のDahon

歌詞は「気になるあの娘はいつもお洒落な自転車で走ってて、僕も一緒に走りたいけど自転車がボロボロで恥ずかしいな・・とモジモジしてたら彼女の方から声を掛けてくれた」という内容。

こう書くと少し「?」な感じですが、「10歳くらいの男の子と女の子の歌」と考えていただければ分かり易いかと思います。


こんな可愛い楽曲彼女の自転車を是非聴いてみてください!


では。

2019年4月25日木曜日

ピアプロ補完計画その13:『まぼろし』(2016)

piapro(ピアプロ)|オンガク「まぼろし」
今回のピアプロ補完計画(13)は、アルバムすだれ収録のまぼろしです。

すだれ / Chiquewa | KARENT
この曲、実はとーーっても古い曲でして、最初に作ったのは90年代中頃なので20年以上も前。まだ二十歳そこそこの頃にやっていたバンドの曲として作りましたが、曲を発表することもなく解散・・。

そしてその数年後、2003年頃に当時やっていたバンドの曲としてやっと陽の目を見る…と思ってたら、またもや音楽性の違い(笑)で解散。いっぱいあったオリジナル曲も全てお蔵入りという憂き目に。

それから更に十数年後の2016年に、ボカロ曲として華麗に復活した、という曲。

この曲とは実に長い付き合いなのです。



イントロのギターのパターンが最初に浮かんでそこから肉付けしていったという、今ではほぼ使っていない手法で作った「リフ曲です」。

曲調は90年代半ば〜後半のコム◯ファミリー全盛期の中、暗躍していた渋谷系の残党…オリジナル・ラブとか、そういう感じっぽいですかね。

オリジナルラブ(田島貴男)

アレンジは当時のと然程変わっていませんが、シュガーベイブやティンパンアレイ、松任谷由実、それから最近では富田ラボとかキリンジとか、ああいう70年代っぽさ…古き良きニューミュージックやシティポップみたいな雰囲気もありますかね。

洋楽のソウル/R&Bというよりは、弦や管も豪勢なクロスオーヴァー的な邦楽というか。

シュガーベイブ

2つめのバンド時代は全く別の歌詞が乗ってました。確かボーカルの子が書いたんじゃなかったかな?
今の歌詞は、一番最初に作った時に薄ら付けていた仮の歌詞を基にしたものです。

内容は、まぁ説明するまでもない感じですね。
いつまでも昔の恋人を忘れられない、みたいな歌詞です。

こういう内容は、ホントは女性よりも男性的らしいですね。
男性は別名保存、女性は上書き保存、みたいな。



と、こんな感じの楽曲『まぼろし』を、是非聴いてみてくださいましー!

じゃ。

2019年4月18日木曜日

ピアプロ補完計画その12:『もっと、もっと』(2016)

piapro(ピアプロ)|オンガク「もっと、もっと」
ピアプロ補完計画後半戦の一曲目は、アルバムすだれ収録のもっと、もっと

すだれ / Chiquewa | KARENT
なんすかね、この曲は・・?キューティーハニー的というか。

キューティーハニー

アルバム『すだれ』は創作活動的には少し迷走期に作った作品なので、このアルバム収録曲はどれもこれも結構迷走してます。
アルバム自体の出来には不満も無いし、その「アンバランスさ」というか「儚さ」みたいなものが妙にマッチしてる気はしてますが。

ただねぇ、正直言ってボカロ(巡音ルカV4x)の扱いに少し問題があります。
V2ルカの歌声みたいにしようとしてるフシがあるのと、何故か前作『かんきり』よりも腕が落ちてるというか・・・自転車にのめり込み過ぎたんかなぁ・・・具体的に言うと「DYNパラメーターの扱いがおかしいんじゃないかな?」って聞き返してて思いました。「シ」の音とか、ちょっとヤバいね。

修正したいなぁ。。
いつか修正出来たあかつきには、アルバムをお買い上げいただいた皆さんには無償で提供します(ピアプロにも投稿するけど)ので、その時は面倒ですがダウンロードして今一度聴いてあげてくださいませ。



歌の内容はですねぇ、まぁやっぱり、キューティーハニー的な感じでしょうか。
女の子っていうのは、グラスが満たされれば今度はグラスが大きくなってまた物足りなくなるのよ」…みたいな歌詞ですね。

こんな歌詞を四十路のオッサンが書いてます...。人気の萌えアニメだって大抵はオッサンが作ってるんだし、いいよねっ♡


こんな人が作ってるとでも思っておいてくださいまし

肝心の曲についてですが、ソウル/R&Bステディな感じでしょうか。
それも、どちらかと言うと白人によるブルーアイド・ソウル的でしょうかね。。70〜80年代の第二期ブリティッシュ・インヴェンジョンに大量に溢れたおイギリスのR&Bバンドやシンガー、とか。

それでは参考曲を聴いて参りましょう。


・Freedom - Wham! (1984)


U.K.の星、言わずと知れたWham!の大ヒット曲。

中吊りのジョージとアンドリューが出てくるマクセルのカセットテープのCMを思い出すのは団塊ジュニア〜氷河期世代ですね。ホント当時のWham!人気は凄まじくて、黒ゴシック体の英文字が書いてある真っ白のビッグTシャツが流行りました(確か『Wake Me Up Before You Go-Go』のPVで着てた)

ルックス(主にジョージ)のせいでアイドル的な扱いが多く、実際アイドル丸出しの売り出し方をされてましたが、音楽的にはかなりハイレベルで、R&Bを下敷きにした作曲能力(主にジョージ)は他のアイドルグループやシンガーとは一線を画していました。


・Private Eyes - Hall and Oates (1982)


アメリカのチャゲアス(?)こと、ホール&オーツのヒット曲。
この曲もテレビのCMでしょっちゅう流れてましたね。

80年代以降はレコード会社の方針でご覧の通りすっかりアダルトロックな雰囲気になっちゃいますが、元々はバリッバリのブルーアイドソウルなのはジョン・オーツの容姿を見れば分かります。

個人的には『Rich Girl』とか、初期のR&Bなホール&オーツが好きです。


・Sooner Or Later - Pilot (1974)


ソウル/R&Bではないですが、不肖Chiquewaが大好きなパイロットのアルバム曲。
「ベイシティローラーズの原型」とも言われるポップさが売りのバンドです。

楽曲・サウンド共に70年代前半とは思えないクオリティで、個人的にはロックというよりソウルやモータウンに通じる何かを感じます。この頃はQueenといい、イギリスには変なバンドが沢山いる面白い時代でしたねぇ。(だからこそ「ポスト・パイロット」とも言われていた”ダークネス”には期待してたのに、、)

この曲が収録されてるパイロットの1stアルバムFrom The Album Of The Same Nameは、超オススメ過ぎて震えるー。


・・・うーん、関係あるのか無いのか分からんような、趣味全開の選曲になってしまった。
ま、いいや。

そんな曲ですので、是非聴いてみてくださいまし!

じゃ。

2019年4月11日木曜日

吠える小休止

今週はちょっと休憩


前回の「ピアプロ補完計画(11)『陶酔』」で、計画はほぼ半分終わりました。

このままじゃ夏までも保たなそうなので、ちょっと小休止。


こうして改めて自分の作った曲を聴いてみると、やっぱり一番血気盛んだった20代=1990年代風の音楽が多いですね。
よく「十代半ばから二十代半ばに聴いた音楽がその人の音楽的嗜好を決定付ける」なんて言われてるらしいですが、不肖Chiquewaもまぁその通りなんじゃないかなー…などと思ってます。

音楽スタイルは趣味趣向の問題ですのでいいとして、内容に関してはどの曲も自信を持ってお聴かせできるレベルだと自負しております。コンピューターベースの音楽制作(DTM)をはじめて20年以上経ちますし、作曲やアレンジの仕事などを始めてからも20年くらい・・これで下手ならとっくに足洗ってるわな。

ただね、音楽のスタイルが変化するに従って感じるのが、「より手軽で知識も技術も要らない音楽」が人気(*)になっていってる気がしてます。
*リスナー視点というより、制作者…否、売る側視点で、です。

90年代にそれまでとは全く異質な制作手法を用いる”DJ”が台頭してきて、音楽制作の世界は一変しました。
過去の偉大な音楽家達が作った「音のパーツ」を組み合わせて新しい音楽を作り出す・・・音楽が飽和状態になりつつあったその時代にDJ的な手法は新鮮味があったし、生まれるべくして生まれてきたと感じました。(DJ自体は80年代以前からいましたが)

不肖Chiquewaもサンプラーやリズムボックスを手に入れ、『Recycle!』や『Hyperprism』『Acid』などのソフトウェアを使ってDJ的な手法で音楽を作ってた時期もありました。

でも、何かが違う。物足りない。

「ギタリスト出身でバンド上がりだから」だけじゃなくて、音楽家として学んできた事を全て捨てるような音楽制作は性に合いませんでした。
別に「せっかく学んだのに勿体ないし…」なんて理由じゃなく、興味があったからこそ学んだわけで、表面的な新しさに目を奪われて本質を見失うのは本末転倒なんじゃないか?と思ったわけです。

・・とまぁ、こういう過程を経て現在のChiquewaに至るわけですが、これまでの音楽を改めて聴き返してみて、自分の選んだ選択は間違いじゃなかった、と実感しています。

今年は(多分)全曲ジャズオーケストラという、個人的エポックメイキングなアルバムを制作してます。
今年始めに発表したEP『北山ムーンライト』然り、この前ピアプロに投稿した『君だけの魔法』然り、広い意味でのポピュラー音楽の本質を追求した、ガチな音楽アルバムになると思います。

このままうまくいけば、夏の『マジ◯ルミ◯イ』あたりで頒布できそうだし(参加させて貰えればですが)、秋のボーマスまでには必ず間に合わせますので、超ご期待くださいませ!


それでは、『ピアプロ補完計画』後半戦へ続く〜


じゃ。

2019年4月3日水曜日

ピアプロ補完計画その11:『陶酔』(2015)

piapro(ピアプロ)|オンガク「陶酔」
今週のピアプロ補完計画(11)は陶酔です。

珍しくエレクトロニックなR&Bな曲ですが、当時リリースした深淵 EPに収録するために作った曲です。
(※ちなみにこのEPはCD化もしていて、昨年2018年のボーマスではまとめ買いしてくれた方に限定サービスとしてプレゼントしました。今年もやろうかなー・・)

深淵 / Chiquewa | KARENT
このEPにはタイトル曲の深淵に加えてもう一曲結界って曲も入ってて、こちらは動画もあります。


結界 (The Area)feat. 巡音ルカ  -  Chiquewa

ちょっとEDMテイストな曲です。


R&Bなんだけど厨二病というか…こういうのを何と呼ぶのか分かりませんが、「やさぐれ女の咽び泣きの歌」とでも呼びましょうか、まぁ、そんなのがテーマの3曲だったりします。

こういうタイプの曲は結構苦手の部類で、元々生粋のバンドマンだからってのもあるけど、DJ的サウンドメイクってどうもシックリきてません。好きなので作りますが。

これから頑張ります。(これからかい)




歌詞ですが、ちょっとヤバい感じの女の歌…ですね。

ストーカー気味というか、男を追い詰めて破滅に導くタイプというか、、なんかそういうヤンデレな感じの女性が、そういうヤバい思考を当たり前みたいな感じで語る…といった歌です。

こういう歌を純粋無垢なルカ様mjm(マジ卍)に歌っていただくのはちょっと躊躇したんですが、まぁ何と言いましょうか、世界でも数少ない「ボカロに調教されるボカロP」の不肖Chiquewaとしては、ルカ様のご指定に従わざるを得ないというかですね・・・

今のところ頭は大丈夫なのでご心配無く!!




どういう音楽を参考にしたのか?をサンプル曲なんぞ示しつつご説明差し上げようかと思ったのですが、これといって思い付きませんでした。
多分「車のラジオで聴いた曲」とか「どっかのお店で流れてた曲」とか、そんなのを参考にしてると思います。

んー、、強いて言えば、こんなのとか・・・


Freeze feat.Chris Brown  -  T-Pain

R&Bというよか、エレクトロダンスに近い音作りはなかなか衝撃でした
でもベースの音作りとかがR&B(かな?)


あと、仕事とかでエレクトロやR&Bを作ってた(作らされてた)のって90年代頃だったので、その頃のフレーヴァが色濃く残ってるんじゃないでしょうかね。

例えば・・・


Diggin' On You  -  TLC

流行りましたねぇ…


とか?

いや、これはどちらかと言うと相棒ぱんだっち (奥さま)のサウンドに近いかもですね。


ちょっと feat.巡音ルカ  -  ぱんだっち

去年発表したアルバムPandaful Worldに収録されてます(宣伝)


なんか迷走した説明になっちゃいましたが、今年はジャズオーケストラ一辺倒の不肖Chiquewaですが、来年辺りは今年の反動でエレクトロに走りそうな気がするような、しないような。


そんな曲『陶酔』を是非聴いてみてね!


じゃ。

2019年3月27日水曜日

ピアプロ補完計画その10:『君と僕のブルース』(2015)

piapro(ピアプロ)|オンガク「君と僕のブルース」
記念すべき第10回目の”ピアプロ補完計画”は、アルバムかんきり収録の君と僕のブルース

かんきり

ボカロ曲でブルースって、あんま聴かなくありませんか?
最近の事情はよく知りませんが、不肖Chiquewaがボカロを始めた2008年当初は「ボカロ界隈(オタク界隈?)とブラックミュージックは相性が悪い」なんて言われてました。私自身、このような事を少なくとも数回は言われた覚えがありますし。

何故、ボカロとブラックミュージックは相性が悪いのか?
恐らく多くのリスナーやトラックメイカー自身が指摘されてるとは思いますが、ブラックミュージック(歌モノ)ってのは基本的に「歌で持っていく音楽」だからではないか?と。
乱暴に言えば、トラック(オケ)には大して比重が置かれてなく、歌さえあればそれでよくて、もういっそアカペラ(歌だけ)でもいい・・みたいな音楽だからだと思います。実際、ブラックミュージックにはアカペラグループも多いですしね。

【アカペラ】Ooo Baby Baby - スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ

アカペラグループじゃないけど…好きなので


だから、R&Bやヒップホップなどのトラックはリズム中心のシンプルなものが多く、ゴチャゴチャとしてません。「トラックは上に乗るボーカルやMCが重要なので、それを引き立てる役割さえ果たせればいい」と考えてるからでしょうかね。

一方ボカロは、どちらかと言えば「オケで持っていく音楽」が多い気がします。
まぁそりゃボカロですから表現力には限りがありますし・・だがそこがいい!拙い感じが萌えるんだよ!!



さてこの曲ですが、ブラックミュージックの最右翼である ”ブルース” です。

ブルースにも色々種類があるんですが、この曲はその中でもまだ聴きやすい/取っ付きやすい部類に入るアーバンブルースに近いですかね。
B.B.キングとかがやってた、ブラスなどが派手に入ったR&B一歩手前のブルースです。

【アーバンブルース参考】B.B.キング

ちょっと長いけど、B.B.キングの1993年のスイス・モントルーでのライブ
最高にゴキゲンなので観てみよう!(動画を探しながら全部観ちゃった…part3まであります)


ブルースの基本形は12小節。コード進行を書くと

1 - 4 - 1 - 1 - 4 - 4 - 1 - 1 - 5  - 4 - 1 - 5(数字は度数)

なんですが、これはあくまでも基本形でジャズと同じく入れ替えたり分解したり色々弄くり回すことも多く、1950年代にはすでに弄られ尽くして原形を留めていません。
この曲ももちろん弄くり回したコード進行だし、更にもはや12小節進行ではない部分(ブリッジ)もあります。

ブルースは自由なんです。

音楽は自由なんです。


【ブルース参考】Me and the Devil Blues - ロバート・ジョンソン

悪魔に魂を売った男・ロバートジョンソンの曲。
「凄いミュージシャンは27歳で死ぬ」という伝説の”27Club”の第一人目でもあります


歌詞ですが、コレもまた”ブルース”ですね。

”おいで ほら そんな顔しないで
笑ってよ いつもみたいに
聴かせてよ Baby 君の中のブルース 
悲しいと泣いてるばかりじゃ
いつまでも苦しいだけさ
歌ってよ Baby 君だけのブルース 
出逢って別れて また出逢って
繰り返して僕らは強くなれる 
今はただ二人で描いた
想い出を胸に刻んで
歌おうよ Baby 君とボクのブルース 
素晴らしい時はいつか過ぎ去り
また当たり前の日常に帰る
やるせないこともあるけど
君はもう 大丈夫 きっと
ハレルヤ! Baby 人生は続くよ
歌おうよ Baby 君とボクのブルース”

大昔のブルースと言えば、「あー、仕事が嫌だなー」とか「あいつ(女性)は去っちまったー」とか、生きていく上でよくある辛いことを歌詞にしたものばかりでした。ま、Bluesってくらいですから。あと、当時の(アメリカ)黒人を取り巻く環境とかにも起因します。

時代が変わって、世界中のあらゆる人種・性別・年齢の人達が”ブルース”を歌うようになると、内容もまた少し変わってきます。

で、この曲は…まぁ…「日本人のブルース」、でしょうかね?
日本のブルースというと「ブルースの女王」こと 淡谷のり子先生 の歌が浮かびますが、あれもブルース。そしてコレもブルース。ブルーな気持ちを表現すれば、何でもそれがブルースなのです。

【日本のブルース】別れのブルース - 淡谷のり子

淡谷のり子先生の大ヒットブルース。
ブルースってよりほぼジャズ曲。作曲はジャズピアニストでもある服部良一先生だ。


いやぁ、ブルースは素敵ですね。

(ブラックミュージックになると話が長くなります。スミマセン)


じゃ。

2019年3月20日水曜日

ピアプロ補完計画その9:『微熱』(2015)

piapro(ピアプロ)|オンガク「微熱」
今回のピアプロ補完計画(8)は、引き続きアルバムかんきり収録のスロー曲微熱です。

かんきり
前回のわらいたかったに続いてのミドル〜スロー。

ピアプロ補完計画その8:『わらいたかった』(2015)

恋竹林のリーダー・G-Koba君もお気に入りだと言うこの曲ですが、何というか・・昼メロっぽいというか、そういう意味じゃ「歌謡曲みが強い曲」でしょうかね。

そして、これまたコンペ曲だったと思います。
これは確か、某人気女性歌手のコンペだったっけかな・・こうしてご披露しているということは当然落選したんですがw、未だに「あの人にこんなピッタリな曲ないやろ!?」って思ってるほどです。(※楽曲はちゃんと返却してもらってます)
まーあれだ、あんなJ-POPのコンペなんてもんは、できr(以下略




自分で言うのもなんですが、改めて聴くとホント全然ボカロ曲っぽくないですよねー。

ボカロ始めた当初からよく色んな人に「ボカロっぽくない」って言われ続けてきましたが、最近になってやっと自分でもその意味が分かってきた気がします。




歌の内容は…なんでしょうか?これ。

人生の深みに嵌って抜け出せない苦しみの歌」って感じでしょうか。

悩みは人それぞれ、多かれ少なかれ色々あるでしょうけど、気楽にいきましょう。


そんな微熱、ぜひ聴いてみてくださいましー。

じゃ。

2019年3月7日木曜日

ピアプロ補完計画その8:『わらいたかった』(2015)

piapro(ピアプロ)|オンガク「わらいたかった」
今回のピアプロ補完計画は、引き続き5thアルバムかんきりから、ミドルな大人曲わらいたかったです。

かんきり
あとこの曲は、2015年に発表したEP草原郷のカップリング曲でもあります。

草原郷 EP / Chiquewa | KARENT

前々回(ピアプロ補完計画その6:『アイノコトバ』(2015))に続いてのコンペ曲。
この頃は年間70曲くらい作っていたのでよく記憶にありませんが、確かなんかのアニメのコンペだったような、そうでないような・・ま、そんなこと別にいいっすね。


サウンドは聴いての通り「80年代後期〜90年代前期に流行ったフュージョンみたいなポップス/ポスト・シティポップ」的なサウンドです。

具体的には、今井美樹さん(布袋寅泰さんプロデュース以前)とか織田哲郎さん・角松敏生さん関連とか、ですかねぇ・・中学〜高校生の頃にこういう音楽をよく聴きました。

ローズピアノにパーカス、ソウルギター・・Stuffの影響を受けた人達が作り出した音楽、って感じでしょうか?


Stuff

ポイントは中域のトランペット・セクション。
前にも紹介したスティーブン・ビショップあたりが好んで使ったアレンジです。

この曲とはだいぶ毛色は違うけど、バート・バカラックの管の使い方とか大好きなんですよねぇ。そういう音楽の影響をモロに受けたピチカート・ファイブなんかも積極的に使ってましたね。


バート・バカラック

ま、こんな曲なので現代のポップシーンに受け入れられるはずもなく(笑)、こうして見事にコンペに落選して、でも見事にアルバム曲&EPのカップリングとして復活を遂げたのです。

大衆音楽の懐はとても狭いのです。


さて歌詞ですが、少し倦怠期に入り始めたカップルや夫婦の歌。
気持ちが離れ離れになりかけてたけど、やっぱりなぁ〜…って感じ。
そういう意味では「子供には分かりにくいラヴソング」でしょうか。大人の歌です。


そんなシンプルな曲『わらいたかった』を一度ぜひ聴いてみてくださいね。

では。

2019年2月27日水曜日

ピアプロ補完計画その7:『環状線』(2015)

piapro(ピアプロ)|オンガク「環状線」
久しぶりに説明しておきますと、ピアプロ補完計画とは?・・「ミクちゃんルカ様生みの親クリプトンさんの運営する投稿サイト『ピアプロ』を根城に活動してます!」ってのを売りにしてたくせに、発表曲全曲置いてないとはイカン!…というわけで毎週水曜日に一曲ずつ投稿して補完するという企画です。ちなみにChiquewa活動10周年記念企画の一環でもあります。(詳細はこちら読んでみてくださいませ → Voice Organique:『10周年記念』


さて、ピアプロ補完計画第7回目の今回は、アルバムかんきり収録の環状線です。

かんきり / Chiquewa | KARENT

環状線

列車が来る、内回り 寄せては返す人の波
どこか遠く、遠いところまで行きたいのに

ビルの谷間、華やぐ街 アナウンスだけ響く車内
それはまるで空虚なメリーゴーラウンド 僕を乗せて

揺れる度に切なくなる
この気持ち抱えたまま何処へ向かうの?

夜を切り裂いて回り続ける環状線
ほうき星みたいに光の帯残して
進め

駅のホーム、溢れる人 自販機のネオンサイン
それはまるで星空にかかった雲みたいだ

窓に浮かぶ顔を見つめて
流れゆく街の灯を指でなぞった

長い夜を越え 走り続ける環状線
いつか目指す場所へ辿り着くと信じて



この楽曲は名前の通り大阪環状線をテーマにしたご当地ソングです。
山手線をテーマにした曲は幾つかあるけど、大阪環状線をテーマにした曲って無いなぁ(知らんだけ?)」と思って作りました。


大阪環状線は個人的には思い入れの強い電車でして、学生時代の通学にも使ってたし、子供の頃から大人になってまで割とコンスタントに利用してきた路線です。

「JR大阪駅」(梅田)を中心に大阪市内をグルっと一周回るんだけど、停車駅がどこもなかなか個性的で、どこで下車しても何かと楽しめる電車だったりもします。


大阪環状線の路線図
右半分と左半分で全然雰囲気が違うのが面白い

USJ(「西九条」→「ユニバーサルシティ」)、大阪ドーム(「大正」)、あべのハルカス(「天王寺」)へも環状線で行けます。(※USJは要乗換え)


あべのハルカス

なので、この曲には大阪環状線にちなんだ音とか入ってます。

もし大阪にお越しになって環状線に乗る機会がおありなら、是非ホームで電車が来る時に耳を澄ませて聴いてみてくださいませ。(もしかしたらもう現在は音が変わっちゃってるかも)




曲自体はよくあるマイナーなポップソングって感じでしょうか。

前回のアイノコトバとは違ってコンペ流れ曲ではありませんが、アルバム全体のトータリティを考えてストリングスやギターの使い方など、J-POPをかなり意識したサウンド作りをしてます。




ボーカロイドは巡音ルカV4xです。
このアルバム以降はほぼ全曲”巡音ルカV4x”を使用していて、個人的にはボカロの完成形だと感じてます。

ボカロに求めるものは人それぞれかと思いますが、自分としては「リアルな歌唱」にはそれほど魅力を感じなくて、それよりも「ボカロとしての個性/ボカロらしさと、聴きやすい(上手な)歌唱の両立」を狙ってます。

歌においての「聴きやすい/上手」ってのが、これまた難しいもんでして・・・ま、この話は長くなるのでまた別の機会にでも。




相棒ぱんだっちは、このアルバムで一番好きな曲がコレだそうです。
電車が好きだから、かな?
ちなみに不肖Chiquewaは電車はあまり好きではありませんが、クルマよりは好きです。


そんな楽曲環状線、アルバムをまだお聴きでなければぜひ一度お聴きくださいませ。


では。

2019年2月20日水曜日

ピアプロ補完計画その6:『アイノコトバ』(2015)

piapro(ピアプロ)|オンガク「アイノコトバ」
ピアプロ補完計画第6回目の今回は、5thアルバムかんきりに収録したアイノコトバです。

かんきり / Chiquewa | KARENT
何と言うか、むっちゃ90〜00's風アコースティック・ポップで、善くも悪くも個人的イメージの『ザ・J-POP』って感じです。具体的には「20代半ばくらいの女性シンガーソングライターが、アコギを抱えて歌ってる」ってイメージですかね。

ストリングスの入り方とか、90年代半ば以降のJ-POPの特徴ですよね。
それにしても日本の音楽業界ってステレオタイプなストリングス好きだよなぁ…。



Chiquewaの(内容は軟弱でも)骨太サウンドがお好みの方には少しご不満かも知れませんが、こういうのを作らないと色んなものが成就しなかったのです。

と言うのもこのアルバムに収録の曲は、仕事の楽曲コンペでボツった曲がいっぱい収録されています(全部じゃないけどね)。当たり前ですが「自分の中でボツの曲」は入れてません。あくまでも「自分では気に入ってたけど落選した楽曲」です。
この曲は誰のコンペ用だったかなぁ…確かせいy、、って、言いませんよー。思い出すのも鬱陶しいのでもういいです。

ちなみに、もう今は楽曲コンペとか参加していません。一生は短いので、そんな出来レースことに時間を割いてはいられないのです。

仕事中・・

そんなわけで、クオリティ的には仕事レベルの曲ばかり・・否、不肖Chiquewaの場合は仕事よりもボカロの方がクオリティが高いので「仕事レベルの内容をボカロレベルまで持ち上げてリプロダクションした作品」です。


仕事では到底あり得ない、生ドラムですしね
マスタリングは珍しく人にお願いしてて、毎度お馴染みの恋竹林・G-Koba君にお願いしました。
普段一人でやってるので音がどこか内向的(?)なんだけど、じーこば君のオープンでイタリアンな性格がサウンドに反映されて…ますでしょうか?

あ、そうそう。この楽曲(アルバム)からルカ様が巡音ルカV4xにグレードアップします。
なのでまだ使いこなせてません。特にサ行が・・手直しすりゃいいんだけど、これも含めて作品ということで。




なんか途中恨みのこもった解説になっちゃいましたが、そんな事情はさておき、「春っぽい恋の歌」であるこの曲、是非一度聴いてみてくださいませー。


じゃ。