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2019年6月8日土曜日

ピアプロ補完計画その18:『わたしじゃない』(2018)

piapro(ピアプロ)|オンガク「私じゃない」
今週のピアプロ補完計画からはやっと最新アルバムSentimentalizerに突入。

アルバム3曲目に収録のわたしじゃないです。




このアルバムは、コレ以前の3枚(『わさび』『かんきり』『すだれ』)のテーマだった「生楽器主体の演奏+自分なりの日本的ポップス」からは少し離れて、割と自由に作りました。

ですので、こういうシンセ+リズムボックスなサウンドも積極的に使ってます。

大病明けの相棒ぱんだっちの健康状態とプレイコンディションを考慮して、ドラムレコーディングを十分に出来なかったという理由もありますが…。




こういうサウンドは「90年代R&B風」とでも言いましょうか。
やっぱり無意識に作るとこんな感じになっちゃいます。反省はしていない。

ポップスに関して言えば、もはや「こういうのが作りたい」なんてのは殆どなくて、「曲を作ってみて、アレンジを当てがってみて、完成したものが作品」といった感じです。

だから、特にこれといったイメージもありません。




こう書くと「もうすっかり作りたいものがなくなっちゃったのね・・」と取られそうですが、否っ!そうではない。

曲を書いて作品として仕上げることが、息を吸うくらい自然なことになってしまってる」のです。




とは言え多少のポイントはあって、この曲の場合コード(ボイシング)でしょうか。

エレクトリックピアノとアコースティックギターで随分と宙ぶらりんとした芯のないコードを鳴らしてますが、これは「ハイブリッド・コード」ってやつですかね。

モード的アプローチとも言える70年代のクロスオーヴァー/フュージョンなどで盛んに使われた手法ですが、乱暴に言えば「2つのコードトライアドを同時に慣らしてる状態(鍵盤だと左手と右手で違うコードを弾くような感じ)」なので『ハイブリッド』、です。


さて、そんな制作側のヤヤコしい話は置いておいて、こういうアンニュイなサウンドは好きです。

例えばー・・・と思ったけど、全然パッと浮かばんので、日本のポップスから


去年は8月だった - 今井美樹(1990)


これは単に「テンションきつめのコード」って感じもしますが、まぁこういう感じの浮遊感のあるコードサウンドが一時期流行ったりしたのです。今井さんの透明感のある歌声にマッチして、なかなか良いアレンジですよね。


この曲『わたしじゃない』では、全体にフワフワした宙ぶらりんなエレピ/アコギサウンドを配置することで、「宙ぶらりんな自分」という歌詞を活かすアレンジにしてみました。

分かりにくいよねー。

ともあれ、ぜひご一聴くださいませ!


では。


Sentimentalizer』試聴動画 - Chiquewa

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